悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#23
残された者の後悔
お世話になります。
看取り道先案内人の小林悦子です。
大切な人生の最終章を豊かにするために
ニュースレターをお届けいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
どんなに尽くしても、
遺族になった「家族の後悔」は
様々な形で残ると思います。
私は東京で仕事をしながら、
何年間も故郷の親の元に通いました。
早朝に家を出て、午後に着く。
時間も、お金も、体力も使いました。
「十分、親孝行した」と評する声もありますが、
実は、今でも後悔しています。
仕事を辞めてでも側にいて、
この手で介護するべきだった・・・
という思いです。
親の介護に何年も費やす訳ではないでしょう。
私の人生の中のたった数年間のことでしょう。
なぜ、私は仕事を辞めて
親の元に帰らなかったのでしょう。
親不孝だったな・・・
とお盆を前に考えますが、
実は、親は、きっと、
娘が仕事を辞めて帰ってくることを
望まなかったはずです。
いいえ、望んでいませんでした。
地元の二人の兄が
立派に親孝行を担ってくれていました。
「お前は息子を守れ」と、
難病で生まれた甥っ子を守る妹(私)の
役割を決めてくれた兄たちです。
それでも私は後悔しています。
ない物ねだりに近い悔恨です。
そして、こんな私より
もっと大きな後悔をしている人たちがいます。
そんな人生(看取り)を選べたのか?
誰も教えてくれなかった・・・と
医療の対応を選択した自分が
情報・知識を持っていなかったことを
悔やむ子どもたちがいます。
そして、
教えてくれなかった人たちを恨んでいます。
また、この状態で医療に頼っても
無理だと分かっていたのに、
「家族の希望」だからと病院へ送り出した
施設職員の後悔も大きいのです。
相談できなかった家族を恨んだり
施設の弱さを憎んでいます。
この種の後悔は減らしたい。
何を選んでも後悔するとしても、
人を恨んだり、憎んだりする後悔を減らしたいのです。
亡き親を思いながら、
自分の役割を思い出すお盆です。
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