悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#21
看取り援助とACP
お世話になります。
看取り道先案内人の小林悦子です。
大切な人生の最終章を豊かにするために
ニュースレターをお届けいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
「ACPって、私たちが
いつもやっていることですね」
と言う介護施設の職員さん。
利用者の人生に
ちゃんと向き合えているようです。
ケア計画、長期目標、短期目標、
この先どうありたいか、
そのために何が必要か・・・
いろいろなことを相談しています。
看取りの援助までを目標にすると
最期の日までの準備が必要になります。
自ずと「ACPやっている」になるのです。
ACPは、いかなる年齢でも、
いかなる健康状態でも、
個人の価値観、
人生のゴール、
将来的な医療の選考について、
理解し共有することを
サポートする過程です。
ACPはどの段階においても必要です。
それを担う私たちは
対象者の段階に応じられる力を
身につける必要があります。
学ばず、練習もせず、
うまくいく訳はないですね。
介護も支援も、
昔は「優しくて良い人」ならば
誰でもできたと言われます。
しかし、現代では、
そんなに簡単な仕事ではなくなりました。
介護や支援に携わる私たちは、
最新の知識を持ち、
能力を磨かなければならない専門職です。
ただし、それを
専門職ぶってではなく
共に生活する者として発揮したいです。
とりわけ施設生活をする利用者には
関係者である家族、施設職員たちが
「看取りをする者たち」として
本人にとっての最善策を見つけていきましょう。
今日も介護に関わる者たちが
賑やかに話をしている姿を
微笑ましく見て来ました。
これが
私たちの看取り援助です。
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