悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#20
備えあれば憂いなし
お世話になります。
看取り道先案内人の小林悦子です。
大切な人生の最終章を豊かにするために
ニュースレターをお届けいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
日本国民のACP(Advance Care Planning)浸透率は
いまだに低い水準と言われます。
国民へのACPの普及・啓発が必要ですが
広がるのをのんびり待つ訳にはいかない
方がたくさんお見えです。
ACPが浸透していないために
人生の最終段階にある高齢者たちが
明確なACPを持たずに救急搬送
されることが多いからです。
医療を求めた訳ではなく、
どうして良いかわからないために
119番に救いを求めただけだと聞くにつけ、
怒りに近い非力さを感じます。
一方、相談が始まり
未来を考えることを開始している場合は
自宅の電話の横に
「救急車は呼ばない、〇〇に電話する」
と訪問看護の連絡先が記されるなど
工夫をしている老夫婦もいました。
愛している人がいつもと異なれば
なんとかしたくなります。
しかし、「看取ろう」と決めていたことを
思い出す必要があります。
そんな工夫に涙が出ました。
また、搬送された救急や集中治療の領域でも
緩和ケアを治療の選択肢として提示できる
日本になるべきでしょう。
こんな活動・考え方を
「ナルホド・・・」
と感じていただけたら
自分の言葉で語っていきましょう
私は、看取りという人生の終え方を
準備する手法を道先案内しています。
多くの日本人は、
この終わりの時期を迎えてから
「相談を始める」ことが多かったのです。
それでは遅い。
間に合わない。
それからでは望みが叶わない。
これがわかるデータもあります。
しかし、いまだに「死の相談はタブー」
という思考から脱却できないまま
時が過ぎていないでしょうか。
いざとなった時・・・
正式に決定する時・・・
すでに本人は意思を表明できる状態でないことが多く、
家族も冷静な判断ができづらい状態です。
だからこそ、私たちの看取り援助は
「今できること」を始めることです。
「口火を切る」ことが
サポートする私たちの役目です。
ACP(Advance Care Planning)は
これからの治療・ケアについて
ご本人を中心に話し合っていく
コミュニケーションのプロセスのことです。
そして、この道のりの時間が
とても大切なのです。
サポートが必要な人に
道先案内していきましょう。
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