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悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#13

2023/02/07

ある施設の看取り援助カンファレンス

お世話になります。

看取り道先案内人の小林悦子です。

 

大切な人生の最終章を豊かにするために

ニュースレターをお届けいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

施設の力を活用した

「新しい看取りの文化」を

お勧めしています。

 

昔から日本人の暮らしの中に

「看取り」がありました。

 

国民皆保険、核家族化など

社会の変化の中で「自宅での看取り」

が減ってきたように思います。

 

もちろん、自宅での看取りも

介護保険や医療保険のサービスを

活用して援助は受けられます。

 

しかし、家族の負担(喜びも)は大きく

介護量が増える終末期には

病院へ行かざるを得ないという話も聞きます。

 

今日もある施設でカンファレンスが開催されました。

近日中に家族、医師を迎えて

合同カンファレンスも予定されています。

 

利用者本人の力(身体の状況)を

多くの職種で評価しました。

 

この先、どういった経過が考えられるのか、

何が必要になるのかを具体化していきました。

 

できなくなったこともありますが

できることもたくさんあります。

 

まだまだ色々な工夫ができそうです。

多職種の異なる視点が生かされていました。

 

職員と一緒に看取っていく家族の力も

情報を共有しながら想像していきます。

日々の援助は職員たちが得意ですが、

「覚悟」、「選択」には家族の力が必要です。

家族をしっかりと支えようと思った職員たちでした。

 

担当職員を中心に本人の希望を推測します。

この先の人生をどこで生きて行きたいのか?

いのちの時間に叶えたい望みは何だろう?

 

利用者に意向を直接聞ける状態ではありません。

これまでの生き様から推測していきます。

 

「ココの暮らしを望んでいるに違いない」

 

という判断となりました。

 

人生の終え方も考えなくてはならない時期が

来ていることを実感しながら

残されたいのちの時間に

「できることを叶えて欲しい」と

考える職員たちでした。

 

事前カンファレンスで施設の提案は整いました。

単に家族の意向を受けるのではなく

医師の判断に従うのでもなく

 

「私たちはこんなことができます」

 

「私たちと看取って行きませんか」

 

と提案できる準備が整いました。

 

この先も変化に合わせて方針も変えて行きます。

 

一度「看取ろう」と決めても

 

施設での対応では困難な事態が起こることもあります。

 

その都度相談、

利用者本人にとっての最善策を求める旅が続きます。

 

困ったらまた相談しよう。

 

初めから無理だからと逃げないようにしたいね。

 

こんな施設職員たちが支える看取り援助。

 

家族とチームになって

支援を継続していけそうです。

 

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