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悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#12

2023/02/07

「新しい看取り文化」への期待

看取り道先案内人の小林悦子です。

  

大切な人生の最終章を豊かにするために

ニュースレターをお届けいたします。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

前回は「食べる力」を支えるための

基本的な知識をお届けしました。

 

難しい専門用語に

苦手意識を持たれた方も

いらっしゃるかもしれません。

ごめんなさい。

 

しかし、「老い」を知らずして

最期まで生ききる力を

支えることはできません。

 

最近の老人ホーム評価では

「施設に入れて良かった」

という利用者の言葉が増えています。

 

核家族化が進み、

身内の人生の「生き方と終え方」を

相談できる親類縁者との関係性も変わってきました。

 

施設の力を活用し

本物の家族と家族代わりの職員が

チームになって看取っていく。

これが私のすすめている

「新しい看取りの文化」です。

 

介護現場の「看取り」では

生活を支える職員たちの

まさしく命がけの援助に支えられています。

 

食べる力、

生きる力、

日々の援助は職員にお任せするにせよ

家族もチームの一員として

知って得して欲しいと願っています。

 

皆さんはもうお餅を食べましたか?

 

高齢者の「餅」が原因の窒息事故死亡者を

消費者庁が2年間を分析したところ

65歳以上では

2018年で363人

2019年で298人

合計661人でした。

 

餅による窒息事故の43%が1月に発生し、

とりわけ正月三が日が多くなっています。

また、男性が女性の2.6倍です。

 

だからといって

「危ないからお餅禁止」という

単純な解決方法はいかがなものでしょう?

 

「どうしたら危険を回避できるか?」と

工夫する力を持ち、

幸せに食べて生きることを

援助できるようになりたいものです。

 

多くの老人ホームでは

吸引器を準備して

その人の食べる力に合わせた餅を

楽しんでいただいています。

 

こんな努力で看取りを支えている

老人ホームの職員たちのプロ意識を支える

社会にしていきたいと願っています。

 

年の初めに伝えたいことは
看取り道先案内人だからこそ思う

「新しい看取りの文化」への期待です。


よろしくお願い申し上げます。
 

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