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悦ちゃんの看取り道先案内ブログ#9

2023/02/07

食べること「摂食」を考えてみる

お世話になります。

看取り道先案内人の小林悦子です。

 

大切な人生の最終章を豊かにするために

ニュースレターをお届けいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

前回のニュースレターでは

「摂食・嚥下」という視点から

介護現場の活動をお伝えしました。

 

難しい「専門用語」に

分かりにくいという感想を持った方も

多いことでしょう。

 

ただし、「この日本語」を知ると、

その意味・内容が分かってきます。

 

このような専門用語・専門知識を

分かりやすく・・・

自分のことに・・・

していくことも私の道先案内の一つです。

 

今回は食べることである「摂食(せっしょく)」

を考えてみましょう。

 

私たちは目の前にあるモノを見て

「お饅頭だ」と理解します。

粒あんかな?こしあんかな?などと

その味を想像します。

食べたことのあるお饅頭だと

その想像はリアル感満載ですね。

 

このように、過去の経験(学習)や

「お饅頭」という包装の表記から

この物体が食べて良いものと判断して

食べる行為につなぎます。

 

初めて食べるものはどうでしょう。

触ったり、

臭いを嗅いだり、

舐めてみたりしながら

少しずつ口に運ぶのではないでしょうか。

 

そう考えると

ウニを初めて食べた人を尊敬しますね。

 

こうして食べると決めたモノを

口に運ぶにも色々な機能が必要です。

 

お饅頭ならば手で掴むことができますが

汁物などはカップやスプーンなどの

口に運ぶ器具が必要になります。

その使い方も学習しなければなりません。

 

身体機能面の課題もあります。

手が不自由な場合は

口まで運ぶことが困難になります。

口が開かない場合も口に運べませんが、

食べることを認識できず、

口を開けられないこともあります。

 

口に運ばれた食物を

そのまま喉に送って良いのかを判断し、

飲んで良い塊(かたまり)にする行為

「咀嚼(そしゃく)」につなぎます。

唾液や水分はそのまま飲んでいますね。

 

これらの一連の行為を

一日中、何度も何度も行っている私たちです。

 

次回は「咀嚼」をご案内しますが、

時にはこんなことを意識して食べてみてください。

 

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